肉離れの症状を早めに
改善しましょう
スポーツをしている方なら一度は聞いたことがある肉離れ。
肉離れは、年齢によって筋肉の状態も変わるため症状もさまざまです。
さらに、スポーツをしていない方でも筋力不足や柔軟性の低下などで、
ふとした時に肉離れを起こすことがあります。
この記事では、肉離れの原因や対処法、再発防止に役立つ情報をご紹介します。
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目次
肉離れでよくあるお悩み
- ジャンプしたら太ももに痛みが出た
- 肉離れで歩けないほど痛む
- 足を曲げ伸ばしすると痛む
- 運動中突然太ももに激しい痛みを感じた
肉離れの原因と症状について
肉離れは、スポーツ外傷の1つです。
スポーツをしている時に限らず、筋力不足や筋肉の疲れがあると、日常のなにげない動作でも、肉離れになることがあります。
ここではまず、肉離れの原因や起きやすい部位、肉離れと間違えやすい症状などについて詳しくご説明します。
肉離れの知識を深めて、ケガの予防に役立てましょう。
肉離れの原因
肉離れは、筋肉に強い負荷がかかり、その負荷に筋肉が耐えられなくなった時に、筋肉の一部が切れたり、裂けてしまった状態を指します。
主な原因としては、次のようなことが挙げられます。
●筋力不足
筋力不足の状態で、普段運動していない方が急に身体に負荷がかかった際に、筋力が耐えられず肉離れにつながることがあります。
●筋肉疲労
疲労が蓄積していると、筋肉の柔軟性が低下してしまいます。
その結果、筋肉に負荷がかかったときに切れやすくなります。
そのため、身体が硬かったり、ウォーミングアップ不足で筋肉がほぐれていなかったりすると肉離れは生じやすいです。
肉離れの症状
肉離れは、ダッシュやジャンプによって発症するケースが多く、このような動きをするすべてのスポーツで発症する可能性があります。
多くは、スポーツをしているとき、ふくらはぎの内側に痛みが生じます。
また、大腿部に生じることもあり、体重をかけると痛むため、通常の歩行が困難になる場合があります。
次に、肉離れによる痛みとしておもな3つの症状を挙げます。
①伸ばしたときの痛み(ストレッチ痛)
②押したときの痛み(圧痛)
③自発痛(安静にしても痛みを感じる)
肉離れは患部に外見上の変化がみられることがあります。
腫れやへこみ、また内出血を起こしている場合は、翌日以降に皮膚の変色がみられるケースもあります。
ふくらはぎの肉離れ
ふくらはぎの肉離れは「テニスレッグ」とも呼ばれ、テニスをすると頻繁に起こりやすいケガとしても知られています。
これはボールに素早く反応して瞬発的に動いた際に、収縮していた筋肉が急激に伸び縮みして、筋肉の繊維が裂けてしまうためです。
肉離れと間違いやすい症状
●こむら返り
肉離れと間違いやすいものには、こむら返り(足がつること)が挙げられます。
こむら返りは、疲労や電解質不足で起こることが多く、ふくらはぎがけいれんすることが特徴です。
そのため、痛みがあるときに筋肉のけいれんを感じる場合は、こむら返りが生じているかもしれません。
●筋挫傷
筋挫傷は何かにぶつかったときなどに筋肉が損傷するケガで、肉離れと似たような症状がみられます。
しかし、筋挫傷の場合は外からの打撲が加わることで発症するといわれています。
肉離れになりやすい年齢別の部位
●成長期の方やスポーツ選手
大腿二頭筋(太ももの後ろ側の筋肉)や大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)、ハムストリングス(太もも裏側の内側の筋肉)に症状がでやすいです。
●中年
腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)の下肢の肉離れが多くみられます。
肉離れのスポーツ別と発症しやすい部位
競技種目では陸上に多く、サッカーやラグビーでは、内転筋(太ももの内側)に多くみられます。
また、テニスやバドミントン、バレーボール、バスケットボールなど、跳躍動作の多い競技も肉離れが起こりやすいといわれています。
●テニスやバドミントンのジャンプ時:腓腹筋内側頭(ふくらはぎの筋肉)
●サッカーのシュート動作時:大腿直筋(太もも前面の筋肉)
●短距離走のダッシュ時:ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)
肉離れが起きたときの
対処法や再発防止法
次に肉離れを起こしたときの、ご自身での対処法をご紹介します。
受傷直後はできるだけ安静に保つことが重要ですが、筋肉が完全に断裂している場合は手術が必要になるので、必ず医療機関で受診するようにしましょう。
また、あわせて肉離れの予防法についてもご紹介しますので、スポーツをする際に役立ててみてください。
肉離れの対処法
RICE処置は「Rest」「Ice」「Compression」「Elevation」の4つの頭文字をとった応急処置です。
それぞれの内容についてご説明いたします。
●Rest(安静)
患部を動かさないよう安静にして症状の悪化を防ぎましょう。
●Ice(冷却)
アイスパックやビニール袋に氷を入れたものなどで患部を冷やします。
冷却によって、炎症の抑制が期待できます。
冷やす時間は15分~20分ほどで、2時間ほど間隔をあけてアイシングを行いましょう。
●Compression(圧迫)
患部の腫れを防ぐために、包帯やテーピングを巻いて軽く圧迫しましょう。
●Elevation(挙上)
受傷した部位を心臓よりも高い位置まで挙げます。
そうすることで、腫れの悪化を防ぐことが期待できます。
従来、応急処置の手当の基本はこのRICE処置といわれてきました。
しかし、損傷した組織を保護できないことから、RICEに「Protection(保護)」を加えた、「PRICE処置」と呼ばれるようになってきました。
さらに近年において、患部を必要以上に安静に保つのではなく、患部を保護したうえで回復に向けてきちんと使った方がよいのではないかといわれています。
そのため、安静(Rest)を、「Optimal Loading(最適な負荷)」に置き換えた「POLICE処置」という概念が広まりつつあります。
この処置は、予後を良好なものにするためにとても大切といわれています。
ケガが生じた場合には、できる限り早めにPOLICE処置をおこない、医療機関を受診しましょう。
●ストレッチをおこない状態を確認する
肉離れ直後の患部に激しい痛みや炎症を抱えた状態になります。
安易にストレッチやマッサージをおこなうのは、かえって患部を悪化させる可能性があるため、控えましょう。
しばらく安静にして肉離れを起こした3日後くらいから、受傷部位のストレッチを行うことで痛みがあるかどうかを確認します。
受傷部位の筋肉を伸ばすことで、患部の痛みや筋肉、筋が引きつるような感覚がなければ、リハビリを開始できる状況として判断されます。
肉離れの予防法
●柔軟性の向上
肉離れになる原因の1つに柔軟性の低下が挙げられます。
筋肉が硬直し、柔軟性を失った状態で運動を始めると、急な動きに耐えきれず、肉離れになりやすくなります。
また、長時間同じ姿勢でいたり、運動を定期的におこなわなかったりすると筋肉が固まり、柔軟性が低下するため、肉離れの原因になりやすいです。
そのため、ケアも兼ねて筋肉の柔軟性を維持することはとても大切です。
●ウォーミングアップ
運動前、しっかりとウォーミングアップをおこない、筋肉を温めて身体が動きやすい準備を整えていきましょう。
ウォーミングアップが不十分であると、肉離れだけでなく、その他のケガを引き起こす可能性があります。
ウォーミングアップは、筋肉の柔軟性や活動性を上げるだけでなく、血行を促進させて筋肉の温度を活動しやすいところまで上げる効果が期待できます。
●ストレッチ
運動前にストレッチをおこなうことで、筋肉が温まり筋肉・腱・靱帯の柔らかさ・弾性が増し、関節の動く範囲が広がります。
さらに、運動後のストレッチも疲れた筋肉などの修復効果が期待できるため、とても大切です。
ストレッチの習慣にして、しなやかな筋肉と身体の柔軟性を高めていきましょう。
世田谷総合鍼灸整骨院
【肉離れ】アプローチ法
肉離れは、筋肉に急な衝撃が働いた際に筋肉が無理やり伸ばされ筋肉に傷が入ったり、筋肉が切れたりするケガです。
筋肉が損傷してしまうとマッサージは難しくなるため、痛みを和らげ、筋再生を図る特殊な電気の治療がメインになります。
その後、「テーピング」で筋肉を固定します。
ここまでは、どこの整骨院でもおこなっていますが、当院ではそれに加えて「鍼治療」を施します。
筋肉が、再生するときは筋損傷前よりも硬くなります。
硬い筋肉は直接的な衝撃には強いですが、伸びる、縮むなど関節を動かす場合には不自由です。
そこで有効なのが「鍼治療」です。
筋肉の硬くなっている部分に直接鍼治療をおこない、通電することによって筋肉を強制的に動かして緩めていきます。
鍼治療を施すことでケガの早期回復が期待できます。
肉離れによる痛みにお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。
著者 Writer
- 島崎 建(シマザキ タテル)
- 生年月日:1989年2月23日
血液型:B型
出身:横浜市青葉区
趣味:ゴルフ
多くの患者様に鍼治療の素晴らしさを届けるために日々精進しております。
▼経歴
2007年:高校卒業後、都内の鍼灸専門学校へ入学。
地元青葉台の鍼灸整骨院へ勤務。
2010年:鍼灸専門学校卒業&国家試験合格国家資格取得。
柔道整復師専門学校入学。
勤務先整骨院でのトレーナー活動開始。
土曜診療終了後、埼玉県狭山市まで出向き、トップイーストリーグのラグビーチームトレーナーとして治療に励む。
2013年:柔道整復師専門学校卒業&国家試験合格国家資格取得。
世田谷区三軒茶屋に世田谷総合鍼灸整骨院を開業。
2024年:世田谷総合鍼灸整骨院、開業11年目。
当院のご紹介
ABOUT US
世田谷総合整骨院・鍼灸院
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12:30 |
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当院について
世田谷総合鍼灸・整骨院は「三軒茶屋駅」から徒歩4分、「西太子堂駅」から徒歩4分とお仕事帰りやお買い物帰りに通いやすい場所にございます。
整体や骨格矯正、ハイボルトなどの電気療法、鍼灸療法などあらゆる方法で症状の改善を目指していきます。
アクセス情報
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