鍼灸って痛い?三軒茶屋で頭痛や腰痛などを改善したい方へ
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腰痛
鍼灸
世田谷総合整骨院・鍼灸院の鍼灸施術
●施術の特徴
鍼灸治療には大きく分けて現代鍼灸、中医学鍼灸、経絡療法の3つの治療法があります。
鍼灸師がどの治療法を学ぶか、どの治療法を専攻するかによって決まります。
当院の鍼灸治療の特徴は、その中でも院長専攻の現代鍼灸にあります。
現代鍼灸は解剖学がしっかりと頭に入っていないとできない治療法です。
私はただ、やみくもにツボに鍼を打つような治療ではなく、筋肉の収縮が起こる場所を探り、痛みの原因となっている筋肉や腱に対して鍼治療を行っています。
現代鍼灸は、整形外科領域に対して抜群の効果を発揮します。
整形外科領域の身体の痛みや不調がある方はぜひ一度ご相談ください。
●料金
当院の治療メニューは「保険+自費診療費」が組み込まれております。
自費診療費を必ずいただくことにより「鍼灸治療」や「特別電気療法」「テーピング療法」などすべて込み込みの料金で明瞭会計です。
当院は診療時間ごとに決められた料金以外はかかりません。
診療時間は30分、45分、60分、90分となっております。
診療時間調整のご相談があれば遠慮なくお申し付け下さい。
お支払い方法
・現金
・QRコード決済(Paypay、auPay、LINEPay)
●ご予約方法
当院ではお電話もしくはLINEでのご予約を承っております。
予約優先制となりますので、事前予約を行ってからご来院ください。
鍼灸とは?
●鍼とは?
鍼治療は、東洋医学に基づく伝統的な治療法で、身体の特定の部位に細い鍼を刺して健康を促進する方法です。身体には、五臓六腑すべてをつかさどる、その部位ごとの経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギーの流れがあるとされ、鍼を使うことでその流れを整え、それぞれの内臓や体の部位の自然治癒力を高めることが目的とされています。これにより、痛みの緩和や体調の改善が期待されます。
現代医学では、鍼が神経や筋肉を刺激し、血行促進やストレスの軽減、ホルモンバランスの調整を促すと考えられています。急性の痛みに対してはもちろんですが、慢性痛や肩こり、腰痛、不眠症、自律神経の乱れなどにも効果があると言われ、治療以外にも予防やリラクゼーションを目的での施術も効果的です。
1. 東洋医学的な仕組み
東洋医学では、体内の「気(エネルギー)」や「血(血液の循環)」が経絡(エネルギーの通り道)を通じて全身を巡ると考えられています。鍼治療は、ツボに鍼を刺してこの流れを調整し、身体のバランスを整えることを目的とします。
•経絡と経穴(ツボ):経絡は五臓六腑(内臓)と関連し、ツボを刺激することで臓器の働きを整えます。
•気・血の滞りを改善:鍼を刺すことで気血の流れを促進し、不調の原因となる滞り(瘀血や気滞)を取り除きます。
•陰陽の調和:体の陰と陽のバランスを整え、自然治癒力を高めます。
2. 西洋医学的な仕組み
西洋医学では、鍼治療の効果は神経系、血流、ホルモン分泌などに働きかけることが鍼灸理論という研究でわかっています。
(1) 神経の調整
鍼を刺すことで皮膚や筋肉の末梢神経を刺激し、信号が脊髄や脳に伝わります。これにより、痛みを抑える神経伝達物質(エンドルフィンやセロトニン)が分泌され、鎮痛効果が得られます。
•ゲートコントロール理論:鍼の刺激が「痛みの信号」の伝達を抑制し、痛みを感じにくくします。
(2) 血流の促進
鍼を刺した部分で局所的な炎症反応が起こり、血管が拡張して血流が促進されます。これにより、酸素や栄養が届きやすくなり、組織の修復が早まります。
(3) 筋肉の緊張緩和(トリガーポイントへの作用)
鍼が筋肉のトリガーポイント(痛みの原因となるこりの中心)に当たると、筋肉が収縮した後にリラックスし、こりが解消されます。スポーツ障害や肩こりに効果的です。このトリガーポイントは、東洋医学の経穴(ツボ)と場所が類似している事が多いです。
(4) 自律神経の調整
鍼刺激により、副交感神経が優位になり、リラクゼーション効果が得られます。これによってストレスが軽減され、睡眠の質が向上します。
●お灸とは?
お灸は、東洋医学の一つで、主に経穴(ツボ)に熱を加えて身体の不調を整える温熱療法です。これは艾(もぐさ)というヨモギの葉から作られる材料を使い、燃やして温熱刺激を与えることによって、血流を促し、痛みの軽減や内臓機能の調整を目的とします。
お灸の仕組み
•経穴(ツボ)への刺激:体表の特定のポイントに温熱を与え、気血の流れを整えます。
•温熱効果:熱によって血行が良くなり、新陳代謝が促されます。また、筋肉のこりや痛みを和らげます。
•免疫力向上:適度な刺激が自律神経やホルモン分泌に働きかけ、自己治癒力や自己免疫力を高めます。
種類と方法
1.直接灸:皮膚の上に小さな艾を乗せて線香の火で燃やすやり方です。艾の捻り方や艾の大きさにより熱量が左右される為、施術者の技量にかなり左右されます。
2.間接灸:皮膚と艾の間に何らかの材料(生姜、ニンニク、台座など)を挟むことで、熱さを和らげます。一般的に知られているのがせんねん灸などです。誰がやろうが熱量が同じなので初心者にも適した方法です。
3.棒灸 : もぐさを筒状に固めた棒状のお灸を用いて、肌に直接触れずに温熱を与える療法です。棒灸は初心者でも扱いやすく、体の広範囲に渡るケアができます。
4.灸頭鍼 : 灸頭鍼は、鍼治療とお灸を組み合わせものです。具体的には、皮膚に刺した鍼の上にもぐさを乗せ、それを燃やして温熱刺激を与えます。この方法は、鍼の持つ「経穴への深い刺激」と、灸の「温熱による血行促進」を同時に得られるため、高い治療効果を発揮します。
鍼灸って痛い?
●鍼灸は痛みをほとんど感じません
鍼治療に使う鍼は、注射針などと違い非常に細く、使い捨て(ディスポーザブル鍼)を使用するため、痛みは少なく安全性も高いとされています。さらに近年、鍼の製造技術が軒並み進化しており、鍼の先端を研磨しシリコンコーティングを施す事により、より刺入時の患者側への抵抗を和らげ、痛み、不快感のない施術が可能となってきております。
鍼につかう金属は多くがステンレスなので折鍼や錆の心配もありません。
●万が一痛みがあった時は
鍼の痛みは、切皮時(鍼を刺した瞬間)の痛みと刺入時(鍼を入れていく時)の痛みに分けられます。
1.切皮時の痛み: 皮膚には、無数の痛覚受容器が存在する為、その部位に鍼が刺さると必ず痛みを伴います。痛覚受容器は、視覚で確認できるものではない為、施術者の技量と関係が無く、防ぎようがありません。
2.刺入時の痛み: 刺入時の痛みは、響き(ひびき)と表現される鍼治療独特なものです。響きは、痛みと捉える方もいれば、その感覚がとても心地よいと感じる方もいます。また響きは、治療効果と比例する事が多いです。
鍼の種類は様々ですので
1.2.の痛みはともに、細い鍼や研磨、シリコンコーティングされている鍼を使うことにより施術者の技量と関係なく軽減することがある程度は可能です。
痛みがあった場合は我慢せず、施術者に伝えましょう。
鍼灸で改善が期待できる症状について
●慢性症状
・症状①首こり、肩こり
首こり肩こりは、首周りの筋肉、肩周りの筋肉が緊張して硬くなり、違和感や痛みを引き起こす状態です。ひどくなると、頭痛やめまいなどの症状も伴います。長時間のデスクワークやスマホの使用、ストレスなどが原因となります。
治療部位
• 肩井(けんせい):肩の中央部、僧帽筋上部にあり、肩のこりを直接ほぐします。
•天柱(てんちゅう):首の後ろ、後頭部の際にあり、血流を促し頭痛にも効果的。
•風池(ふうち):天柱の外側に位置し、首と肩のこりや眼精疲労に効きます。
・大椎(だいつい): 第七頸椎と第一胸椎間にあり首や背骨の動きに作用する為、こりによって制限される可動域の改善が期待できます。
・症状②慢性腰痛
ストレスや生活習慣、筋肉の慢性的な緊張が主な原因で、急性腰痛(ぎっくり腰)とは異なり、明確な外傷や炎症が見られないケースが多いです。放置すると、痛みが習慣化して慢性的な不快感を引き起こし、生活の質(QOL)を低下させます。
治療部位
• 腰眼(ようがん):腰の背面にあり、慢性的な腰痛の改善に効果があります。
•腎兪(じんゆ):腰の中央部に位置し、腰の冷えや痛みを緩和します。
•委中(いちゅう):膝裏の中央にあり、腰痛や下半身の血行促進に有効です。腰痛の特効穴(とっこうけつ)と言われています。
•大腸兪(だいちょうゆ):腰痛の他、便秘などにも効くとされます。
痛みを感じる部位と同箇所にあるツボを刺激することにより解剖学的な観点からの施術と、東洋医学的に重要とされている遠隔にあるツボを使用し経絡の流れを整えます。
ただ刺すだけでなく、解剖学的な観点からの治療は、鍼に電気を流す鍼通電(電気鍼)なども筋肉のこわばりが原因の慢性腰痛には非常に効果的です。
●急性症状
・症状①ぎっくり腰
ぎっくり腰は、急に腰に激しい痛みが走る症状で、正式には「急性腰痛症」と呼ばれます。重い物を持ち上げたり、急な動作をしたときに発生しやすく、腰の筋肉や関節に過度な負担がかかることで炎症や筋肉の損傷が起きます。西洋では「魔女の一撃」とも言われるほど激しい痛みが特徴で、日常生活にも支障をきたし一度起こすと再発も多い疾患です。
治療部位
・腰痛点(ようつうてん): 手の甲にあり人差し指と中指、薬指と小指間に位置します。ぎっくり腰の特効穴として有名です。
・豊隆(ほうりゅう): すねの筋肉のほぼ中央にあり盛り上がっている部分です。腰痛に対する治療に効果的なツボです。
ぎっくり腰、急性腰痛の場合は、患部の炎症が強く出ている場合が多く、負傷部位に対して直接鍼を刺すことはあまりしません。例えるなら傷を起こしている部位をわざわざ触らないのと一緒です。刺激量によってはかえって悪化する事例も多くあります。万が一刺すことはあっても電気鍼など筋肉が収縮を起こすような方法は取りません。遠隔のツボを使用し自然治癒力を最大限に引き出します。
・症状②急性疼痛性頚部拘縮、寝違え(ぎっくり首、スマホ首)
急性疼痛性頚部拘縮は、首の筋肉が急に硬直して痛みが生じ、首を動かしにくくなる状態を指します。一般的には「寝違え」として知られており、無理な姿勢で寝た後や、急に首を動かしたときに発生します。急な痛みとともに首の可動域が制限され、左右や上下に動かすと痛みが増すのが特徴です。
治療部位
・大椎(だいつい): 第七頚椎と第一胸椎の間にあり、背骨の動きに大きな役割を果たす部位です。
・落枕(らくちん): 手の甲、腰痛点の3〜4センチ上に位置し、読んで字の如く、寝違えの特効穴です。
こちらもぎっくり腰と同じく炎症が強い場合は、患部に強刺激は加えません。ただ腰とは違い動けなくなるなどの副反応はほとんどない為鍼通電も行うことがあります。その他、遠隔治療、物理療法なども駆使して施術します。
・症状③緊張性頭痛(頸性頭痛)
緊張性頭痛は、最も一般的な頭痛の一種で、頭や首、肩の筋肉の緊張が原因で生じます。ストレスや姿勢の悪さ、長時間のデスクワークなどが引き金となり、頭全体を締め付けられるような圧迫感や鈍い痛みが特徴です。痛みは軽度から中等度のことが多く、数時間から数日続くこともあります。
治療部位
• 天柱(てんちゅう):首の後ろの根元にあり、首のこりや頭痛に効果的です。
•風池(ふうち):天柱の横、後頭部に位置し、眼精疲労や首の緊張にも効果があります。
•百会(ひゃくえ):頭頂部のツボで、リラックス効果を促し、全身の緊張を緩和します。
•完骨(かんこつ): 後頭部、風池の横に位置し、頭痛やめまいなどのツボとして知られています。
緊張性頭痛の鍼治療の特徴は、西洋医学的にも東洋医学的にも後頭部から首にかけてに鍼を刺すことにあります。これは、後頭下筋群と言われる後頭部から頸部にかけて走っている筋肉の集合体のコリが原因とされている緊張性頭痛は、その部位のこりを和らげる事が唯一の治療法だからです。
これも同じく筋肉に対して鍼通電を行うことによりより効果的にアプローチできます
症状の簡易的説明と、どこにどう施術を行い改善を目指すのか記載してください。