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緊張をほぐし自律神経を整えるツボの効果

緊張をほぐし自律神経を整える
ツボの効果

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自律神経失調症

自律神経を整えるツボとは?

自律神経の働きとその重要性

自律神経とは、自分の意思ではコントロールできない、体の基本的な働きを自動的に調整してくれる神経のことです。
呼吸や血流、体温調節、内臓の動きなど、生命を維持する上で欠かせない機能を担っています。
自律神経は、大きく分けて次の2種類があり、それぞれ逆の働きをしています。

・交感神経(こうかんしんけい)
活発に動いているときや緊張しているときに優位になります。
心拍数を上げたり、血圧を上げたりして「戦う」「逃げる」といった状況に備えるモードです。

・副交感神経(ふくこうかんしんけい)
休息やリラックスしているときに働きます。
心拍をゆるやかにし、消化活動を促すなど、体を回復させるモードになります。

この2つの神経がバランス良く切り替わることで、私たちの体は健康を保っています。

自律神経失調症とその症状

自律神経が正しく働いていると、次のような健康状態が維持されやすくなります

・疲れにくく、回復しやすい身体になる
・睡眠の質が安定し、集中力や気力が保てる
・胃腸の調子や血流が良くなる
・ストレスに強く、気分が安定しやすくなる

逆に、自律神経のバランスが崩れると「なんとなく不調」と感じることが増えます。
これは自律神経失調症と呼ばれ、めまいや動悸、倦怠感、睡眠障害、胃腸トラブルなど、さまざまな症状として現れます。
自律神経失調症は、体内のさまざまな働きを自動的に調節している自律神経のバランスが乱れたときに起こる不調の総称です。
明確な病気として診断されるわけではなく、検査では異常が見つからないのに「なんとなく調子が悪い」と感じるのが特徴です。
この状態を「不定愁訴」と言います。

◆ どんな症状が出るの?

この状態になると、心身にさまざまな変化が現れます。
主なものには以下のようなものがあります。

【体に現れる不調】
・理由のない疲労感やだるさ
・頭痛やふらつき
・胃のムカつきや下痢、便秘
・胸がドキドキする
・寒くないのに手足が冷える、汗が止まらない
・夜なかなか寝つけない、途中で目が覚める

【心に関係する不調】
・情緒が安定しない(イライラ、不安、落ち込み)
・集中できない、やる気が出ない

こういった症状は日によって変化しやすく、周囲に理解されづらいことも多いため、つらさが増してしまう人もいます。

ツボ押しの効果と歴史

◆ ツボ押しとは?その作用とメリット

ツボ押しは、体の決まったポイントに適度な刺激を加えることで、心身のバランスを整える東洋の伝統的なセルフケア法です。
東洋医学では、「気(エネルギー)」や「経路(エネルギーの通り道)」の流れが重要とされており、ツボを押すことでその流れを調整し、健康を促すと考えられています。

◆ ツボ押しのルーツ

【起源は古代の中国】
ツボ療法の歴史は非常に古く、古代中国にまでさかのぼります。
紀元前から「気の流れ」を整える手段として、経絡(けいらく)と呼ばれるルートとツボが研究され、医療に応用されてきました。
古典医学書には既にその理論が記載されており、鍼や灸とともに使われていました。

【日本への伝来と変化】
中国からの影響を受け、日本でも奈良時代あたりから独自の発展を遂げていきます。
特に江戸時代には「指圧」や「あん摩」といった形式で、視覚障がい者を中心に技術が広まり、一般庶民にも親しまれる存在になっていきました。

一瞬で緊張を解消するツボ

天柱を使ったリラックス法

天柱は、首の後ろ側に位置する代表的なツボの一つで、現代人に多い「肩や首のこり」「頭の重さ」などに働きかけるポイントです。
東洋医学では、気血の流れを整える重要な経穴(ツボ)とされており、日々の不調を和らげるセルフケアに役立ちます。

◆ 天柱のある場所

首の後ろ、髪の生え際に近い部分で、うなじの中心から左右に指1本分ほど離れた場所にあります。
触れると少しへこんでいる部分で、「押すと気持ちいい」と感じることが多いのが特徴です。

◆ 天柱がもたらす働き

・首や肩の緊張をゆるめる
長時間のデスクワークやスマホの使用でこわばりやすい首・肩まわりの筋肉をゆるめ、血流を促します。

・ 頭の不快感をやわらげる
締め付けられるような頭の重さや、疲れによる頭痛があるときに心地よい刺激となり、スッキリ感を得られやすくなります。

・ 目の疲労回復サポート
パソコンやスマートフォンの見すぎで感じる「目の奥のだるさ」やピント調節のしづらさにも効果が期待できます。

合谷(ごうこく)の刺激による効果

合谷(ごうこく)は、手の甲にある、親指と人差し指の骨が交わる部分に位置する有名なツボです。
東洋医学では「万能のツボ」と呼ばれ、さまざまな体調不良に対して使われています。
この合谷を刺激することで、次のような効果が期待できます。

・痛みの緩和(頭痛、歯の痛み、肩こり、生理痛などに)
・心身のリラックス(ストレス軽減)
・自律神経の調整
・免疫機能のサポート
・消化機能の促進や便秘改善
・顔周りの血流アップによる美容効果

特に「痛みを和らげたいとき」や「緊張をほぐしたいとき」に、セルフケアとして役立つとされています。
指で押したり、軽くもみほぐすだけでも効果を感じやすく、手軽に取り入れられる点も魅力です。

手のひらのツボマッサージ方法

手のひらには多くのツボがあり、マッサージすることでリラックス効果や内臓機能の調整に役立ちます。
以下は代表的なツボとそのマッサージ方法です。

1. 労宮(ろうきゅう)
・位置
手のひらの中央、軽くこぶしを握ったときに中指の先が当たるあたり。
・効果
ストレス緩和、精神安定、疲労回復。
・マッサージ方法
親指で円を描くようにゆっくり押し揉む。1回5秒程度、10回ほど繰り返す。

2. 神門(しんもん)
・位置
手首の小指側のシワの上、少しくぼんだところ。
・効果
不眠、イライラ、動悸などに効果的。
・マッサージ方法
親指と人差し指で挟みながら、指の腹で優しく押す。
リズミカルに5秒押して5秒休むを繰り返す。

3. 太淵(たいえん)
・位置
手首の親指側、動脈の拍動が感じられるところ。
・効果
呼吸器系(咳・喘息)、リラックス。
・マッサージ方法
軽く指先でトントンと叩く、またはゆっくり押す。

4. 合谷(ごうこく)
・位置
手の甲、親指と人差し指の骨が合流するくぼみ。
・効果
頭痛、肩こり、目の疲れ、歯痛など万能ツボ。
・マッサージ方法
反対の親指で強めに5~10秒押す→離すを数回繰り返す。

【マッサージのポイント】
・呼吸をゆっくりしながら行うと効果的です。
・強く押しすぎず、「痛気持ちいい」程度にしましょう。
・お風呂上がりや就寝前が特におすすめです。

ツボの効果を持続させるための注意点

刺激のしすぎに注意

ツボを押すときは、「痛気持ちいい」と感じる程度の力加減が基本です。
強く押しすぎると、筋肉や神経に負担がかかり、逆効果になることもあります。
特に長時間の刺激は避け、1つのツボにつき1〜2分を目安に行いましょう。

また、ケガをしていたり、炎症を起こしている箇所にツボ刺激をするのは控えてください。
体調が悪いとき(発熱、強い疲労感、飲酒後など)も、無理に行うのは避けるべきです。

効果的な頻度とタイミング

ツボ押しは「毎日少しずつ」が理想的です。
1日に1〜2回、朝と夜など時間を決めて行うと習慣化しやすくなります。

・朝のツボ押し
目覚めを良くしたり、自律神経を整える効果が期待できます(例:合谷・百会など)。

・夜のツボ押し
就寝前にリラックスを促すツボ(労宮・三陰交など)を刺激することで、眠りの質向上に繋がります。
お風呂上がりなど、体が温まり血流が良くなっているタイミングに行うのも効果的です。

ツボの働きを助ける日常の習慣

ツボ刺激だけに頼るのではなく日頃の生活習慣を整えることで、体全体のバランスが良くなり、ツボの作用も高まりやすくなります。

・食事に気をつける
体に必要な栄養をバランスよく摂ることが、内臓の健康や「気」の巡りを助けます。

・適度な運動
ウォーキングや軽い体操などで血流を促進することで、ツボ押しの効果もより発揮されやすくなります。

・良質な睡眠を取る
十分な休息は身体の回復を促し、ツボによるケアの成果も安定します。

・ストレスケアを忘れずに
精神的なストレスは体調を乱す原因になります。
深呼吸や趣味の時間などを取り入れて、心を整えましょう。

ツボは、即効性よりも「継続的に働きかけることで変化を感じられる」ものです。
日々のセルフケアの中に、無理なく取り入れていくことが、心と体を整える第一歩になります。

世田谷総合整骨院・鍼灸院で自律神経を整える施術

施術①

●ドライヘッドスパ
ヘッドマッサージを施し副交感神経優位に導く独自の施術です。

●自律神経を整えるためのヘッドマッサージとツボ活用法
心身のバランスを調整する「自律神経」は、ストレスや生活習慣の乱れによって不安定になりがちです。
頭部には自律神経と深く関わる神経ポイント(ツボ)が数多く存在し、ヘッドマッサージやヘッドスパによって穏やかに整えることが可能です。

◆ ヘッドマッサージの進め方と主要なツボ

1.  頭の中心をほぐす
・ツボの名称
百会(ひゃくえ)
・位置
頭のてっぺん、両耳をまっすぐ結んだ線と顔の中心線が交差する地点
・効果
心の過緊張を和らげ、全身の神経を落ち着かせる働きがある
・手技
中指で頭頂部を軽く押し、数秒間静止→ゆっくり力を抜く
深呼吸と組み合わせるとさらにリラックス効果が増す

2. 首の後ろ、後頭部から首こりの緊張をほぐす
・ツボの名称
風池(ふうち)
・場所
後頭部の髪の生え際、うなじのやや外側にあるくぼみ
・作用
首や肩の緊張を緩め、副交感神経を引き出しやすくする
・やり方
両親指をくぼみに当て、頭を支えるように押しながらやさしく揺らす
※目の疲れや睡眠トラブルが気になるときにも有効

3. 首筋の内側の緊張をほぐす
・ツボの名称
天柱(てんちゅう)
・場所
風池より少し内側、太い筋のすぐ外側に沿った部分
・効能
交感神経の過活動を抑える働きがあり、頭の重さやストレス性のこりに効果的
・刺激法
両手の親指でじんわりと圧をかけて5秒キープし、必要に応じてホットタオルで温めても効果的

4. 額の奥から緊張を静める
・ツボの名称
神庭(しんてい)
・位置
眉間から上に指1本分ほど、髪の生え際の中央です
・作用
不安感の緩和、過剰な思考や緊張の抑制に効果的
・マッサージ方法
指先で小さな円を描くように刺激し、その後額全体をなで上げて仕上げる

5. 側頭部・耳周辺のリラックスケア
・ツボの名称
完骨(かんこつ)
・位置
耳たぶの後ろ側、頭蓋骨の際にあるくぼみ
・働き
肩の緊張や首のこわばりを和らげ、神経のめぐりをサポート
・手技
親指で円を描くように押すか、側頭部全体をほぐす中で自然に刺激するのがおすすめ

施術②

●鍼治療による自律神経調整のアプローチ
鍼灸治療では、経絡(エネルギーの通り道)と経穴(ツボ)を用い、神経系の機能を穏やかに整えることを目的に施術を行います。
また鍼を四肢末端に打つことにより自律神経調整、副交感神経優位に働きかけることが医学的にわかっています。

●鍼灸が働きかけるメカニズム
鍼の刺激は、神経伝達やホルモンの分泌を調節し、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにします。
東洋医学の観点では「気血の流れを調える」ことで、心と体の調和を取り戻すのが特徴です。
世田谷総合整骨院・鍼灸院では主に以下のツボを選択し施術していきます。

1.百会(ひゃくえ)
・部位

頭頂、左右の耳の先端を結んだ線の真ん中
・作用
頭部に集中する神経系を落ち着かせ、精神面の安定をサポート
・対象症状
不眠、情緒不安定、脳疲労など

2. 神門(しんもん)
・部位

手首の小指側、手のひらのシワの外側付近
・作用
自律神経の興奮を抑制し、心の緊張を和らげる
・対象症状
動悸、不安感、睡眠の質の低下など

3.内関(ないかん)
・部位

手首の内側、手首から指3本分上の位置
・作用
ストレスによる胃腸の不調、乗り物酔いなどに有効
・対象症状
胸のつかえ、吐き気、緊張性の不調

4.足三里(あしさんり)
・部位
膝のお皿の下、指4本分ほど下がった外側のすね
・作用
消化機能の回復、免疫力の底上げ、体力の向上に寄与
・対象症状
疲労感、だるさ、胃のもたれなど

5.太衝(たいしょう)
・部位
足の甲、親指と人差し指の骨が交差するくぼみ
・作用
情緒のバランスをとる、怒りや不安をクールダウン
・対象症状
イライラ、情緒の波、緊張による症状全般

施術③

●物理療法器による自律神経調整
ES-5000立体動態波による自律神経調整法です。
立体動態波は、多方向からの電流が交差することで、体の深部まで刺激が届く特長があります。
これにより、筋肉や関節へのアプローチに加え、自律神経の調整にも効果を発揮します。
特に、ストレスや過労が原因でバランスが崩れやすい自律神経を整えるために使用されます。

◆ 立体動態波の作用メカニズム

立体動態波は、異なる方向からの中周波が交差して、交差点で干渉波が生じるという特性を持っています。
これにより、筋肉や神経深部への刺激がより効率的に伝わり、血流や神経の働きが改善されます。
自律神経の調整においては、特に交感神経と副交感神経のバランスを取る効果があります。

◆ 自律神経調整に有効な施術部位

1. 首から肩の部位(頸部、肩甲間部)
・症状
緊張性頭痛、不安感、過剰なストレスによる身体的な緊張
・電流設定
1000Hz程度の中周波で変調波(自律神経安定モード)
・目的
交感神経の過剰な働きを抑え、リラックスを促進する

2. 背中(胸椎〜腰椎)のエリア
・症状
消化器系の不調、便秘、全身の倦怠感
・電流設定
低周波刺激×ダイナミックモード
・目的
副交感神経を活性化させ、内臓機能を調整する

3. 腹部や仙骨部
・症状
生理不順、胃腸の不調、内臓の疲労感
・電流設定
リズム変調×低周波で心拍数や呼吸に合わせた刺激
・目的
内臓支配の副交感神経に働きかけ、リラックス効果を引き出す

著者 Writer

著者画像
島崎 建(シマザキ タテル)
生年月日:1989年2月23日
血液型:B型
出身:横浜市青葉区
趣味:ゴルフ

多くの患者様に鍼治療の素晴らしさを届けるために日々精進しております。

▼経歴
2007年:
高校卒業後、都内の鍼灸専門学校へ入学。
地元青葉台の鍼灸整骨院へ勤務。

2010年:
鍼灸専門学校卒業&国家試験合格国家資格取得。
柔道整復師専門学校入学。
勤務先整骨院でのトレーナー活動開始。
土曜診療終了後、埼玉県狭山市まで出向き、トップイーストリーグのラグビーチームトレーナーとして治療に励む。

2013年:
柔道整復師専門学校卒業&国家試験合格国家資格取得。
世田谷区三軒茶屋に世田谷総合鍼灸整骨院を開業。

2024年:
世田谷総合鍼灸整骨院、開業11年目。

世田谷総合整骨院・鍼灸院

住所

〒154-0024
東京都世田谷区三軒茶屋2-18-14
V-FLAT三軒茶屋101

最寄駅

東急田園都市線・東急世田谷線「三軒茶屋駅」から徒歩4分
東急世田谷線「西太子堂駅」から徒歩4分

駐車場

9:00~
12:30
15:00~
22:00
お電話でのお問い合わせ

03-6676-1555

 
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